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緊張してバクバク。
前日までに何を準備しておけばいいですか?
薬剤師になりたい人、薬学部に進学希望の人には次の疑問があります。
はてな
薬剤師国家試験直前の注意点は?
この疑問にお答えします。
この記事の信頼性
薬剤師歴は20年目!
某大学病院薬剤部で13年勤務。
現在は、民間病院の薬剤部長をやってます。
部長歴6年です。
大学病院時代のつながりから、国立大学、私立大学の教授、教員に知人が多数います。
(2021年時点)
いよいよ薬剤師国家試験。
「勉強バッチリ」、「準備万端」という人も「勉強たりないよ」、「やばい~」っていう人もいると思います。
私も直前はハカハカ、ドキドキで手についてませんでしたね。
「あれ大丈夫だったかな?」と不安になることも。
ただいくら「勉強バッチリ」という人でも、本番気をつけないと思わぬ落とし穴が・・・
思わぬ焦りによって実力が発揮できずに試験に落ちてしまう事も。
そんな薬剤師国家試験で失敗したくない人にむけて、直前のアドバイスを送ります。
最後まで読んで頂ければ、きっと薬剤師国家試験の当日は安心して受験でき、実力を発揮することができます。
薬剤師国家試験で大事なのは体調管理と冷静さ
薬剤師国家試験本番で重要なのは、
「体調管理」と「冷静」です。
この二つのいずれかを欠くと、力があっても薬剤師国家試験で失敗する可能性が高まります。
この点はしっかり理解してください。
では、私からの薬剤師国家試験の直前アドバイスは次の2点
- 直前は体調を整える、睡眠をしっかりとる
- ゆっくり準備をする
です。
しっかり読んでいただき、薬剤師国家試験の本番に役立てください。
直前は体調を整える、睡眠をしっかりとる
第106回薬剤師国家試験で超重要となっているのは、
注意ポイント
受験日当日、新型コロナウイルス感染症発症の場合は、薬剤師国家試験を受験できない。
救済措置はなし。
です。
の点です。
例年体調管理は大事ですが、今回新型コロナウイルス感染症が流行っているため、この対策はしっかり行わないといけません。
インフルエンザだったら別室で受験できるのにね・・・
では、コロナウイルス感染症対策も踏まえて、次の4点で体調管理のアドバイスを上げます。
- 勉強は自宅もしくは大学の自習室で行う
- 生ものは避ける
- 睡眠をしっかりとる
では解説。
勉強は自宅もしくは大学の自習室で行う
例年のインフルエンザ感染対策でも言えますが、試験本番で体調不良だと集中力を欠いて実力が発揮できません。
私は薬剤師国家試験でなく、卒業試験の時でしたが、ちょうどマイコプラズマ肺炎にかかり、咳きこみが酷く、集中力がなく本試験に落ちました。
幸い再試験があったので、卒業延期にならずに済みましたが(笑)
と、いうことで体調管理は重要です。
特に新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっている昨今。
【解説】薬剤師国家試験でコロナの濃厚接触者、患者はどうなる?
で詳細について解説してますが、薬剤師国家試験当日に新型コロナウイルスに感染していると、受験できなくなります。
濃厚接触者でもいろいろめんどう。
そんな状況下でもありますので、試験直前は感染対策としてなるべく人混みをさけ勉強することをおススメします。
例えばスタバやドトールなどでの友人との勉強。
複数人数での友人宅での勉強など。
確かにつらい試験を乗り切るため、親しい友人と一緒に頑張る気持ちはわかります。
ただ、万が一その友人が、自分がコロナの感染者になってしまったら・・・
と、気にするレベルまで感染は広まってます。
苦しい状況ですが、自分も友人も守る意味でも気を付けてください。
大学の実習室に通うため公共交通機関を使うのであれば、なるべく利用はさけたいですね。
生ものはさける
基本的なことで済みませんが、冬はもともとノロウイルスの感染が増える時期です。
ノロウイルスに感染すると、激しい下痢、嘔吐の症状が。
とても試験に集中できません。
毎年ノロウイルス感染がらみの体調不良による、試験の欠席が見られます。
遅くまでの勉強で疲れもたまり、抵抗力も下がってます。
感染対策の上でも生ものの食事は避けたいところです。
睡眠をしっかりとる
本番2、3日前くらいからは、しっかり睡眠、休養をとっておきたい。
薬剤師国家試験は2日間の長丁場です。
本番の緊張感、疲労感はハンパないです。
それを乗り切るためにも、睡眠バッチリ、パワー満タンでのぞみましょう。
ゆっくり準備をする
薬剤師国家試験で注意しないといけないのは、「焦り」。
「焦り」は考える力を奪います。
クイズ番組とかでもすごく賢い人が、「時間制限」など焦りの要素を加えると、頭が真っ白になって問題を解けない事を見たことがありませんか?
それだけ「焦り」はネガティブに働きます。
焦りが生じるポイントはいくつかありますが、そのうちの一つは試験当日にむけての準備です。
次のポイントがあります。
- 受験票などの準備
- 試験当日スキマ時間の勉強道具
- 交通手段の確認
- 目覚ましモーニングコールを準備する
これらポイントをしっかり事前に準備しておけば、試験当日に向けた焦りは消えます。
受験票などの準備
前日夜に準備することは多いですが、もしその時に何か不足していると慌てるので、少なくとも2、3日前には用意しておくことをおススメします。
できれば受験票、当日使用する筆記用具などは、小さなバック、ポーチなどにまとめておきたいですね。
当日勉強道具や、お弁当などカバンがごちゃつく可能性があります。
「あれない」、「これない」で焦ることを防ぎ、一発で物がみつかるのでおおススメです。
試験日当日のスキマ時間の勉強道具
これは人それぞれになります。
会場にもっていかなかったから、「ああアレ持ってきてればな」と思う人なら、青本などその日に行われる試験の勉強道具。
いっぱい勉強道具を持っていくと、「アレもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と思って焦る人なら、暗記物や整理された勉強グッズ。
私としては、時間もあまりありませんので、要点をまとめたノートや、暗記物を中心に持っていきます。
ただ有機化学に関しては、当時はあった「黒本」を持っていきましたね。
後は予備校から教わった試験ポイント集。
どちらが良いかは、自分の性格でお任せします。
最近でておススメの直前の勉強本は薬単です。
です。
こちらは医薬品の要点がまとまっているので、スキマ時間の勉強に役立ちます。
交通手段の確認
当日の試験会場までの移動手段はしっかり把握しておきましょう。
時間があるなら、実際の時間で下見も。
交通機関は思わぬこと、当日の天気の影響もあり正しく運行されるかわからない事もあります。
時間ギリギリだと焦ってしまうので、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
特に今回は入り口等で体温測定などもあり、なかに入るのに時間がかかるかもしれませんので。
あと最悪タクシーを手配できるように、タクシー会社の電話番号をひかえ、多めにお金を持っておくようにしたほうが良いです。
目覚まし、モーニングコールを準備する
焦りの要因のひとつ「寝坊」。
本当にあせりますよね~。
特に薬剤国家試験の会場が絞り込まれてしまった最近は、移動までの距離もありますし、手段も限定されてしまってる。
寝坊は試験欠席になってしまいます。
対策は目覚ましの複数セットと親御さん、友人などにモーニングコールを頼んでおくに限ります。
目覚ましなんかが100円ショップでも売ってますので、事前準備は簡単にできます。
試験に遅れたら元も子もないので、複数個用意しておくのがおススメです。
まとめ:本当に直前に準備するのではなく、あらかじめ用意しておきましょう
まとめます。
薬剤師国家試験の直前のアドバイスはノートパソコン
- 直前は体調を整える、睡眠をしっかりとる
- ゆっくり準備をする
とあげ、
それぞれを
【体調面】
- 勉強は自宅もしくは大学の自習室で行う
- 生ものは避ける
- 睡眠をしっかりとる
【準備面】
- 受験票などの準備
- 試験当日スキマ時間の勉強道具
- 交通手段の確認
- 目覚ましモーニングコールを準備する
で紹介しました。
繰り返しになりますが、薬剤師国家試験本番で重要なのは、体調万全と冷静さです。
そのいずれを欠くと本番で力を発揮できない可能性が高くなりますので、直前の準備ではありますが、本番1週間くらい前からは万全に準備しておきたいものです。
最後に薬剤師国家試験当日に避けるべきことを別記事にまとめてます。
数日以内に更新しますので、ぜひそちらもお読みください。
また今回の薬剤師国家試験ではコロナウイルス感染対策が厳しく行われます。
【解説】薬剤師国家試験でコロナの濃厚接触者、患者はどうなる?
にまとめましたので、こちらも併せてお読みください。