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初めて転職を考えている薬剤師の方には次の悩みがあります。
はてな
薬剤師の初めての転職でどのような準備が必要か?
薬剤師の転職で失敗する理由は何か?
転職で失敗しないために注意するポイントは?
この疑問、悩みに回答します。
この記事の信頼性

薬剤師で生涯働くうちで、1回以上の転職を経験する人は多くいます。
今、この記事をご覧になっている薬剤師の方にも、そろそろ転職したいなと考えている人はいるのではないでしょうか?
実際、薬キャリの調査結果では、30、40代の薬剤師は約90%、50、60代の薬剤師では約75%の人が1回以上の転職をしている結果となってます。
このように多くの人が転職をしてますが、データからわかるように転職回数は1回だけでなく、2回、3回と繰り返す人も多いことがわかります。
転職理由は様々ありますが、大きく分類すると3つの理由に分かれます。
- 今の職場に不満がある
- スキルアップしたい
- 引っ越しや病気などの家庭の都合
転職理由は様々ですが、「転職して失敗した!」と感じたり、後悔したりする人も多いのが現状です。
先ほどのグラフで3回以上転職している人には、1回は「失敗した」と感じている人は多いと思われます。
「転職で失敗した」と感じる最大の理由は「条件設定ができていない」からです。
この記事では、「条件設定ができないとなぜ転職で失敗するのか」の理由を明らかにするとともに、転職で失敗しないようにするための準備、ポイントについて薬剤師歴20年以上の薬剤師部長ただのが、7つのポイントで解説します。
最後まで読んでいただければ、「転職で失敗した」と後悔するリスクを大幅に減らし、転職に成功する確率を上げ、特に初めての転職で不安な人への転職活動に役立ちます。
薬剤師の転職で「失敗した」と感じる理由は条件設定ができてないから
薬剤師の転職で失敗したと感じるのは、条件設定をしっかりしないで転職したことが最大の原因です。
薬剤師の転職で「失敗した」と感じる人の理由としては、
- 条件が合わなかった
- 思っていた職場と違った
- 自分の希望する条件でない職場に転職してしまった
などがあげられますが、ほぼ「転職先の条件に納得がいかない」ということにまとめられます。
例えば、「給料はすごく良かったけど、一人薬剤師で非常に多くの処方箋を調剤しなくてはならなく忙しすぎた」、「通勤時間が2時間近くかかるのはやっぱりきつかった」、「人間関係が最悪だった」など。
このように転職の条件設定ができていない・条件設定が甘いことが、転職後の条件に納得がいかないと感じてしまう要因となります。
したがってここからの先に紹介する転職で失敗しないためのポイントは、この「条件設定をしっかりする」にちなんだ内容となってます。
薬剤師転職で失敗しないための7つのポイント
薬剤師の転職で失敗しないためには、「条件設定」が最も重要です。
この条件設定がしっかりできれば、転職で失敗する可能性は大きく減らすことはできますが、しかし、他にも注意すべき点があります。
条件設定の流れを踏まえて、失敗しないための7つのポイントは次の通りです。
- 希望する職場の条件を可能な限りすべて挙げる
- 条件の優先順位・妥協点をしっかり決める
- 退職動機・時期によって転職活動が異なることを理解する
- 就職先を探すのは自分にあった方法でおこなう
- 希望する職場の情報収集はしっかりおこなう
- 転職サイト・コンサルタントを利用する前に条件設定を明確にしておく
- 転職サイト・コンサルタントは薬剤師業界にくわしいサイトを利用する
このポイントをしっかり理解したうえで転職活動すれば、「転職で失敗した」と感じて後悔する確率はグッと下がります。
転職サイト、転職コンサルタントを活用しない方なら、5番目までが重要ポイントです。
ただ、転職サイトの活用をどうしようか迷っている人は、活用するメリットを記載してますので、最後まで読んでいただいたうえで判断してください。
それでは、具体的に各ポイントについて紹介していきます。
1.希望する職場の条件を可能な限りすべて挙げる
まず最初に、薬剤師転職で希望する職場の条件を可能な限り、しっかりすべて上げましょう。
これが非常に重要となります。
なぜなら「転職」に目的がしっかり定まるからです。
後で優先順位、絞り込み、妥協点の設定は行いますので、遠慮なくすべて挙げ切りましょう。
出来ればしっかり書き出した方が良いです。
例えば、
- 給料が高い
- 年収が700万円以上
- 休みが多い
- 通勤が楽
- 研修制度が充実している
- 福利厚生が充実している
- ゆとりがある
- 人間関係が良い
- 業務の質が高い
などなど。
希望条件は出し惜しみすることなく、いくらでも、無謀でも挙げます。
例えば「年収1,000万円以上」とか、現実的にはほぼ難しい条件でも構いません。
むしろ出し惜しみすると、「そういえばこれがあればよかった」、「こういう条件の方が良かった」など転職後、後悔する要因になりますので、希望する職場の条件はいくらでも挙げるのが重要なポイントです。
2.条件の優先順位・妥協点をしっかり決める
転職条件を挙げきったら、条件の優先順位、妥協点を決め、現実的な転職条件設定を行っていきます。
ここが最も重要で、ここで優先順位、妥協点をしっかり決めておかないと「転職して失敗した」と後悔することが多くなります。
なぜなら「自分が思い描いている完璧な転職先」が見つかることは、まずありえないからです。
よく考えてみるとわかるのですが、「給料がすごく良くて、仕事にゆとりがあって、定時で帰れて、職場の人間関係が良い」。
こんな職場よほどの理由がない限り、辞める人はいませんよね。
私の住んでいる地域にも、このような好条件の病院はあるのですが、ほぼみんな定年退職まで勤め上げ、求人がでても新卒者採用しかありません。
したがって、このような凄く好条件の職場に転職したいのであれば、いつ出るかわからない求人を待ち続ける必要がありますが、どのタイミングででるかわかりません。
また、求人が出たとしても競争率が激しく、必ずしも転職できるとは限りません。
今の職場に特に不満がなく、転職活動を長くとれる方は問題ありませんが、そうでない人は条件の優先順位、妥協点を決めないと転職することはできません。
「Bestな転職でなく、よりBetterな転職」を求めるための作業と考えてください。
転職条件の優先順位を決める
転職順位に関しては、事細かに決める必要はありません。
なぜならその時に見つかる求人によって、順位が入れ替わるかもしれないからです。
したがって「これは何としても」という譲れない条件を優先にしておく程度に考えておけば良いです。
私の場合はいろいろ条件を挙げた中から、
- 年収700万円以上
- 残業無し、宿日直無し
- ゆったりと仕事ができる
- 通勤時間30分以内
- 研修・学会出張の経費負担
- 人間関係が良い
を転職条件の優先条件とし、最も重要な条件は「残業無し、宿日直無し」として転職活動をしました。
条件の妥協点を決める
自分の希望の条件に対し、妥協点をしっかり決めるのは非常に重要です。
この妥協点をしっかり決めないことが、転職した時に「失敗した」と感じる大きな要因です。
なぜなら、あらかじめ妥協点を決めずに転職活動してしまうと、自分の転職条件の一部は満たされたとしても、他の条件が悪すぎる職場に転職してしまった場合、その悪い点ばかり目が行き、「ああ、転職失敗した」と強く感じます。
また、この後転職サイト、転職コンサルタントを利用した場合、妥協点を決めていないと、自分の希望条件の一部しか満たされていない職場を紹介されたときに断り切れず、コンサルタントに押し切られてしまい、結果もやもやした状態で次の職場で働くことになってしまいます。
このように「失敗した」と感じないためにも、「まあこの条件でもしょうがないか」と納得できるよう妥協点を決める必要があります。
つまり「妥協点を決める」=「この条件は最低ゆずれない」と就職先を選ぶ線引きとなる、と考えてください。
「転職先の譲れない最低条件を決める」ということが、条件の妥協点を決めることだと把握し、しっかり設定してください。
では、私の場合はどうだったかというと、
希望条件 | 妥協点 | 結果 |
年収700万円以上 | 年収550万円以上 | 年収600万円以上 |
残業無し、宿日直無し | 残業ほぼ無し、宿日直無し | 残業ほぼ無し、宿日直無し |
ゆったりと仕事ができる | 転職前の職場よりゆったり仕事ができる | ゆったりと仕事ができる |
通勤時間30分以内 | 通勤1時間以内 | 通勤時間約45分 |
研修・学会出張の経費負担 | 最低年1回の学会出張の経費負担 | 年2回の学会出張の経費負担 研修費は自費 |
人間関係が良い | 上司との相性が良い よほど殺伐とした雰囲気でなければ良い | 人間関係が良い |
30代前半の薬剤師に対して、病院勤めで700万円以上の求人というのは、ほぼまず見つからないので、激しく残業していた大学病院の残業代含めた年収を最低ラインに。
結果としてみれば、部長職のオプションはついたとはいえ、年収も妥協点以上の600万円以上(40代の今は650万円以上)であり、転職前よりも年収が大きく上がったので、まず満足です(そりゃもっと欲しかったですけど・・・)。
ただ、一番優先順位が高かった「残業無し、宿日直無し」が達成できてます(急患の時は月に2,3回の30分程度の残業あり)。
また、その他の条件も妥協点の範囲内に収まっているので、私の場合、今回の転職は大満足と感じてます。
なお、断った他の2件の就職先は、「通勤時間が1時間半以上」、「宿日直あり」という点が、転職しなかった理由でした。
たぶんこの2つの病院のいずれかに転職していれば、数年勤めているうちに「失敗したな」と感じてたことでしょう。
このように妥協点、最低条件を決め、その条件をクリアさえしてれば、完璧な職場でなくても「転職してよかった」と感じることが多いので、この妥協点はしっかり決めることが重要です。
最低限でも「失敗した」と感じることはなくなり、失敗したと思うのは、「もう少し待っておけばこんな職場が出てきたのか」というタイミングぐらいだと思います。
まあタイミングに関しては「運」もありますので、しょうがないですね。
条件の優先順位、妥協点については他の記事でさらに深堀りする予定です。
3.退職動機・時期によって転職活動が異なることを理解する
薬剤師の転職は一概に同じではなく、退職動機・時期によって転職活動が異なります。
例えば、「3月末で転職したい」と具体的に退職時期が決まっている人と、「家庭の都合で来月急に退職しないといけない」人では、求人探しの条件、時期、方法が大きく変わります。
一般的に転職までのスケジュールは基本的には、次のとおり、おおよそ3~5ヶ月程度とされてます。
求人探し | 1ヶ月~2ヶ月 |
就職試験・面接 | 1ヶ月 |
退職手続き・有休消化 | 1ヶ月半~2か月 |
ただ、これはあくまでも一般論であり、自分の退職動機・時期によっては当てはまらないケースがあります。
それにも関わらず、同じように転職活動すると、焦って次の職場を決めてしまったり、好条件の求人を見逃したりして後悔することになってしまいます。
したがって退職動機によって転職活動が変わってくることを理解してください。
具体的に退職予定を次のように考えると、求人探しのポイントや注意点は次の通りになります。
退職動機・時期 | 求人探しの ポイント | 注意点 |
〇月末までに辞める |
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家庭の都合で急に決まった |
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今すぐ辞めたい |
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精神的な問題で働けない |
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特に決まってない |
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それぞれをもう少し細かく説明します。
〇月に辞めると具体的に考えている場合
辞める時期が明確な場合は、基本的な転職スケジュール通りに行動ができます。
さきほど転職スケジュールは、おおよそ3~5ヶ月程度と説明しました。
例えば、3月末で辞めたいと考えているのであれば、前年の11月くらいから、遅くても年明け早々には求人探しを始めておきたいです。
求人探しを早く始めると、余裕をもって探すことができたり、比較したりすることができます。
しかし、あまりに早すぎると自分の退職時期まで就職を待ってもらえない場合もあります。
また、薬剤師を含めた医療職の求人は月ごとにばらつきがあります。
このように特に退職者が多い3月や、ボーナス月付近の6月、1月付近が多い傾向で、自分の希望に近い職場がそのタイミングでないと出てこない場合もあります。
したがって転職内定がきまったあとで、よりよい求人が出てくることもあります。
ただ一方よりよい条件を求めて、条件がまずまずいい職場を見送ったら、それ以上の職場が出ず、その職場も逃し、その結果納得のいかない転職になる。
本当に求人のタイミングは「運」になってしまうので、完璧な条件の転職は難しいです。
このようにある程度「運」まかせの部分があるので、条件設定、妥協点の設定をしっかり行い、期間を逆算して余裕をもって職場の比較ができるようにしたいです。
家庭の都合で急に決まった
家庭の都合で急に決まった退職での求人探しは大変です。
他県への異動は、引っ越し先を決めなくてもいけませんし、行政的な手続きも様々あります。
また初めての異動先だと、周辺環境や交通の便など不明な点も多く、なかなか落ち着いて転職先を見つけることは難しいです。
そのような場合は、転職活動の負担を減らすうえでも、その地域の状況がしっかりわかっている転職サイト、コンサルタントを活用したほうが良いです
この後「7.転職サイト・転職コンサルタントは薬剤師業界に詳しいサイトがおすすめ」でおすすめの転職サイト紹介しますが、まずは求人案件が多く、全国どこでも情報網をしっかりもつ、マイナビ薬剤師がおすすめです。
マイナビ薬剤師は全国に多くの営業所があるためその地域の生活状況等も詳しく教えてくれます。
ただ転職時期によって、地方によっては希望する条件がなかなか見つかりにくいかもしれません。
その際は、マイナビ薬剤師から紹介してもらうパート薬剤師でつなぐ、派遣求人で強い
ファルマスタッフ、
アプロ・ドットコムで派遣を紹介してもらい一時的につなぎ、引っ越し後にゆっくり正職を探すのもありです。
仕事をしながら、かつ引っ越しの準備等、急な都合の場合の転職活動は非常に大変なので、転職サイト、コンサルトを活用すると負担が軽減できるのでおすすめです。
今すぐ辞めたい
「業務が厳しい」、「職場の人間関係がつらい」など今すぐ辞めたいと強く感じている人は、「転職先の条件設定・妥協点設定」を速やかに行い、すぐにでも転職活動を始めるのをおすすめします。
なぜなら退職する前に、次の職場をきめておいたほうが、生活費等で苦労することが少ないからです。
確かに退職後、失業手当をもらいながら求人探しをするのもありですが、失業手当は、今貰っている給料よりも手当は少なく、また支給まで時間がかかるので、退職金・貯金の切り崩しは必要となってしまいます。
安定した生活を継続するためには、退職前に次の職場を決めておきましょう。
ただし注意点としては、「すぐに辞めたい」という気持ちが先行しすぎて、焦って納得のいかない条件の職場を選ばないことが大事。
納得のいかない職場だと、また務めてすぐに「転職に失敗した」「辞めたい」という気持ちになり、転職を繰り返す原因になります。
別記事でまとめますが、転職を繰り返すと最終的には、就職では不利になります。
したがって、すぐに辞めたい状況でも納得がいく職場に転職ができるよう、条件設定・妥協点の設定をしっかり行う必要があります。
早く次の職場がきめたいのであれば、求人提案が早い薬キャリ、アプロ・ドットコムをはじめ複数の転職サイトを登録し、希望に合った求人を紹介してもらえるようにするのがおすすめです。
精神的な問題点で働けない
退職したいけど、人間関係や仕事の忙しさなどで精神的に病んでしまい働けなくなっている場合は、ひとまず治療・療養に専念しましょう。
なぜなら精神的に病んでいる状況で、次の職場を探しても、なかなか冷静に判断して転職活動を進めることは難しくなります。
また、精神的に病んでいる状態だと、転職後すぐに状況が悪化し、休職、退職という事にもつながってしまいます。
精神的に病んで働くのが難しい状況であるのなら、まずは今の職場で休職手当、傷病手当を受給しながら療養することがおすすめです。
そして、「そろそろ調子が良くなってきたな」と感じられるようになってから、転職活動を始めた方が良いです。
ここでも転職サイトを活用することをおすすめします。
この記事で紹介する大手の転職サイトでは、多くの薬剤師の転職を手掛けてきてます。
薬剤師の転職理由として、「職場の人間関係」を挙げる人は多く、また精神的に病んでしまった薬剤師も多くいます。
このような精神的な問題を抱えてしまった薬剤師の転職にも、大手の転職サイトは多く関わっているため経験が豊富です。
じっくり相談に乗ってくれると評判のマイナビ薬剤師、
ファルマスタッフ、ファーネットキャリアなどが特におすすめです。
特に決まってない
「なんとなく次の職場を考えたい」、「条件が良い職場が見つかったら考えてみる」など、退職時期は決まっていないけど、なんとなく転職したいと考えている人は、いろんなところから情報が入ってくる体制をとっておきましょう。
ただし転職条件の設定はしっかりやっておく必要があります。
そうしないと「なんとなくいいな~」と、中途半端な気持ちで行動をしてしまったり、良さげな職場が出たときに行動が遅れたり、入ってくる情報をしっかり判断・行動ができなくなるからです。
良い条件があったら転職したいと、退職時期が決まっていない人は、「良い条件」がしっかり判断できるように、条件設定はしっかり行っておきましょう。
情報収集方法は、希望の施設があるのなら、そのHP等で求人情報の確認をする。
本当にただ漠然と良い条件の求人を探しているのなら、転職サイトを複数登録し、定期的にメールをもらえるようにしておきます。
そして興味があったら詳細を確認する。
私も現在の薬剤師の求人情報収集のため、6,7社メルマガに登録し、最新情報をもらってます。
4.転職先を探すのは自分に合った方法で行う
転職先を探す方法は様々ありますが、自分にあった方法で探すのがおすすめです。
探す方法としては、以下の方法があります。
- 転職先のサイトから直接求人を探す
- 先輩・友人・知人をたよる
- ハローワークで探す
- 転職サイトで探す
それぞれメリット・デメリットがありますので、自分に合う方法で求人を調べ、活動したほうが精神的負担は軽減します。
次にそれぞれの方法のメリット・デメリット記載します。
方法 | メリット | デメリット |
転職先のサイトから 直接求人を探す |
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先輩・友人・知人を たよる |
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ハローワークで探す |
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転職サイトで探す |
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このようにそれぞれメリット、デメリットに違いがあります。
例えば「この職場に必ず入りたい」など希望が決まっているのであれば、自分でその職場のサイトから登録したほうが良いです。
また、転職サイトに登録することでいろいろ連絡されるのが煩わしい人は、自分で探し、行動するほうがおすすめです。
「自分の条件にあった求人を探すのが大変」、「面接や履歴書などのサポートをうけたい」という人なら、転職サイトを活用するほうが便利です。
いずれにせよ、それぞれの活動方法のメリット、デメリットを理解し、自分にあった方法で転職活動を行いましょう。
5.希望する職場の情報収集をしっかり行う
転職を希望する職場の情報収集はしっかり行う必要があります。
なぜなら、求人票に記載されている情報だけでは、自分の条件・妥協点にマッチしている職場か把握することはできません。
例えば、「ゆっくり仕事をしたい」と希望して転職したのに、実際は忙しい職場で大変だった。
「土日完全休み」を希望していたのに、ほとんど土曜日は休めなかったなど。
このような求人票では記載しきれない「条件」のギャップにより、「転職後に失敗した」と感じるケースが多くなります。
このギャップを無くす、減らすためにも情報収集は非常に重要となります。
情報収集、確認の方法は別記事にまとめますが、求人に対して応募する際、もしくは面接時での雇用条件のすり合わせの際に、「気になるポイント」、「条件」が自分の希望通りか・妥協点の範囲内か、しっかり確認しておく必要があります。
この情報収集、条件のすり合わせが転職後のギャップを解消し、納得できる転職につながる重要ポイントなので、抜かりなくやりましょう!


転職先の情報収集や、条件のすり合わせなどは、初めての転職ではなかなか難しいもの。
そのような不安を抱える人は多いです。
その人は転職コンサルタントを活用するのがおすすめです。
なぜなら就職試験前に、あなたの希望により近い条件の求人を紹介してくれたり、その職場の詳細な内容まで把握してます。
したがって、事前に条件の確認、気になる点の確認ができたうえ、応募することができるので、自分で転職するよりも負担の軽減ができます。
このように転職コンサルタントを活用すると、事前に細かい情報収集も可能となるので、不安な方にはおすすめです。
※職場見学はできる限り行うのがおすすめ
気になる職場、希望する職場があるときは、面接前に事前に職場見学をすることをおすすめします。
やはり気になるのは実際の現場の雰囲気。
こればかりは、実際自分の目で見ないとわからないことですし、感じ方も人それぞれです。
見学のポイントは次の通り
|
実際の現場の雰囲気をしっかり感じたいのなら、やはり通常の勤務時間、特に処方箋が集中している時間帯がおすすめです。
しかし、忙しい時間帯に説明のため人員がさかれるのは、現場としては難色を示すかもしれません。
ただし、こちらも転職サイト、コンサルタントを通じて申し込むとうまく日程調整をしてくれるケースが多いので、利用価値はあります。
6.転職サイト・転職コンサルタントを利用する前に条件設定を明確にしておく
転職サイト、コンサルタントを利用する前に、これまで紹介した「1.希望する職場の条件を可能な限りすべて挙げる」、「2.条件の優先順位・妥協点をしっかり決める」をしっかり行い、明確にしておくことが、利用する際に失敗しないポイントです。
なぜなら希望する条件、優先順位・妥協点が明確になっていると、転職コンサルタントは、あなたの薬剤師の経歴、実績を踏まえたうえで、より条件の近い職場を紹介してくれます。
また、その時点で適している職場が見つからなくても、条件を満たす求人が入ってきたとき、一般公開前に情報を提供してくれます。
基本的に転職サイトに表記されている求人以外にも、非公開の求人を転職サイトは持っていて、会員に優先的に紹介するような仕組みとなってます。
つまり条件が明確なら、この「優先的に紹介」の部分で恩恵を受けることになります。
逆に失敗したと感じる人は、条件設定がしっかりできてない状態で転職サイトを活用することで、コンサルタントとのやり取りにギャップが生じ、結果上手くいかなかったと感じるケースが多いです。
このように転職サイト・転職コンサルタントを利用する場合は、希望する転職の条件、優先順位、妥協点を明確にしておくと、利用したときの恩恵を多く受けられるのでおすすめです。
7.転職サイト・転職コンサルタントは薬剤師業界に詳しいサイトがおすすめ
薬剤師の転職サイトでおすすめなのは、薬剤師業界に詳しいサイトがおすすめです。
なぜなら、診療報酬の改定などで薬剤師の業務、採用状況が変化してますが、その最新の情報を常に収集し、生かしたうえて、人材派遣、就職斡旋を行っているからです。
また、その転職サイトを利用した薬剤師に対して、薬剤師としての知識も高めてくれるので、利用価値は高まります。
我々採用側からしても、ただ転職、転職だけを押している会社よりは、そのように「業界について勉強しているな」と感じられる会社に募集をお願いしたいですね。
では、どの転職サイトがおすすめなのかというと次の5社になります。
転職サイト名 | 特徴・良い点 | いまいちな点 | 詳細 |
アポプラス薬剤師 |
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| 当サイト内詳細ページ |
公式サイトはこちら | |||
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| 当サイト内詳細ページ | |
公式サイトはこちら | |||
マイナビ薬剤師 |
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| 当サイト内詳細ページ |
公式サイトはこちら | |||
アプロ・ドットコム |
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| 当サイト内詳細ページ |
公式サイトはこちら | |||
薬キャリ |
| 公式サイトはこちら |
ほかにも薬剤師求人を取り扱っている転職サイトや、比較ランキングなどと紹介しているサイトは多くあります。
しかし、求人数は実のところあまり大きな差はなく、どの転職サイトでも非公開の求人を多く持ってます。
また比較サイトなどで比較している項目は、数値化できる項目ではなく、感覚によって左右されている項目が多いです。
コンサルタントの質に関しても、今回紹介した5社は特に問題はなく、特に上場企業のマイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、薬キャリは、特に対応が鍛えられている感じがあります。
ただコンサルタントとの相性に関しては、残念ながら人それぞれです。
Aさんにとっては最高の人であっても、Bさんにとっては最悪。
こんなケースはよくあります。
もし自分と相性が悪いと感じたならば、各社のサポートセンターに連絡すれば担当変更も可能ですので、安心してください。
また転職サイトによっての相性もあるので、複数登録がおすすめです。
次の条件で使い分けてみたらいかがでしょうか?
こんな人におすすめ | おすすめ転職サイト |
じっくり話を聞いてもらいたい ゆっくり転職活動をしたい | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 ファーネットキャリア |
初めての転職で不安 | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 |
はやく転職したい | 薬キャリ アプロ・ドットコム |
面接が不安 面接同行してもらいたい | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 アプロ・ドットコム |
地方へ引っ越す 知らない土地で仕事をする | マイナビ薬剤師 |
派遣で働きたい | 薬キャリ アプロ・ドットコム |
どこで登録したらいいか悩む | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 |
どこが良いか、迷っている方はぜひとも参考にしてください。
まとめ
まとめます。
薬剤師の転職で失敗しないためのポイントとして、次の7点をあげ解説しました。
- 希望する職場の条件を可能な限りすべて挙げる
- 条件の優先順位・妥協点をしっかり決める
- 退職動機・時期によって転職活動が異なることを理解する
- 就職先を探すのは自分にあった方法でおこなう
- 希望職場の情報収集はしっかりおこなう
- 転職サイト・コンサルタントを利用する前に条件設定を明確にしておく
- 転職サイト・コンサルタントは薬剤師業界にくわしいサイトを利用する
この7点の中で、最も重要なのが「条件の優先順位・妥協点をしっかり決める」となります。
この優先順位、妥協点をしっかり決めないと、求人探しも中途半端になったり、一部の好条件だけにひかれて転職したりして「転職して失敗した」と後悔する確率が上がってしまいます。
また、転職サイト、コンサルタントを利用した際に「希望する職場じゃないのに転職させられた」、「利用して損した」と後悔したり、不満を抱えたまま次の職場で働くことになってしまいます。
そのような失敗、後悔をしないためにも「優先順位、妥協点をしっかり決める」ことをおろそかにせず、今回紹介した7つのポイントを理解したうえで転職活動にのぞんでください。
そうすれば、「転職してよかった」ときっと感じながら、新たな職場で生き生きと働くことができるでしょう。
皆様の転職活動が上手くいくことをお祈りします。
【解決策】新人薬剤師1年目で転職は問題なし!注意点を理解して失敗を回避
【薬剤師転職でおすすめの転職サイト】
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そのためどのサイトが良いのか迷ってしまう人が多いです。
人生の大きな節目の転職。失敗したくないと皆さん感じるはずです。
そんな皆さんに、業界20年以上の私が厳選して、次の条件に当てはまる人におすすめの転職サイトを紹介してます。
こんな人におすすめ | おすすめ転職サイト |
じっくり話を聞いてもらいたい ゆっくり転職活動をしたい | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 ファーネットキャリア |
初めての転職で不安 | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 |
はやく転職したい | 薬キャリ アプロ・ドットコム |
面接が不安 面接同行してもらいたい | アポプラス薬剤師 マイナビ薬剤師 アプロ・ドットコム |
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