薬学部にいけば薬剤師になれるんですよね?
薬剤師になるのって難しいですか?
はてな
薬剤師になるのは難しいの?
薬剤師になるために、何が問題になるの?
この疑問を解決します。
この記事の信頼性
実は、薬剤師になるためには、いろいろ障害がありまます。
障害を理解せずに薬学部にすすむと、すごく苦労します。
この記事では薬剤師になるための問題点がしっかり把握でき、薬学部に進むかどうかの決心がつきます。
なぜなら私の上司、同僚で薬学部の教授、教員になっている人が複数おり、その教員から最新の情報を収集して記事を作成してます。
また私が多くの新入職員と接してきて、学生の立場から把握した内容も盛り込んでます。
今回薬剤師になるまでに、乗り越えなければならない壁を7点で記載してます。
最後まで読んでいただき、進路にお役立てください。
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薬剤師になるためには、7つの壁を乗り越えろ!
薬学部は2020年4月時点で国公立18大学、私立大学56大学(57学部)(2020年4月に1校2学部追加)
6年制の薬学部、薬学科に入り、卒業して薬剤師国家試験に合格すると、薬剤師になれます。
その薬剤師になるために乗り越えなくてはならない壁は、次の6点です。
- 6年は長い
- 学費がかかる
- 授業が大変
- 実習が大変
- 進級がすごく大変
- 卒業試験が本当に大変
- 薬剤師国家試験が最後の関門
になります。
6年は長い
いや~本当に6年は長いですね。
4年制の頃で良かった~って、正直思ってます。
ただいくらぼやいても、6年制なのでしょうがないです。
ただ長く感じるのは、基礎科目が多い1~2年生の頃だと言っている学生が多いですね。
実際3~4年生になっていくと、専門教科が増えてきますし、実習も増えます。
また、4年生になると実務実習(病院・薬局実習)をうけるための試験があり、そのための勉強が入ってきます。
そして5年生は半年間の実務実習&所属ゼミでの研究
6年生は卒論&国家試験勉強。
途中からアッというまに時が過ぎていくと思いますよ。
今の学生さんは・・・
学費がかかる(私立大学は特に)
これ家族の力が必要になります。
薬学部の学費は、平均で国立大学なら6年間で約350万円、私立大学なら6年間で約1,200万円となってます。
これに、一人暮らしの場合は生活費が上乗せされます。
これはあくまでストレートで行った時の金額であって、留年等するとさらに学費がかかります。
学費に関しては、親が工面することが多いので、よく相談してください。
なお私立大学薬学部の学費ランキングを
でまとめてます。
学費補助に関しては、奨学金があります。
奨学金に関しては、
【知らなきゃ損】私立大学薬学部の特待生おススメ10校 (2020年版)
をご覧ください。
学費を抑えて薬剤師になるためには、やはり必死に勉強して、国公立大学に進むことがおススメです。
授業が大変
語学、数学などの基礎科目から、薬理学、衛生科学、生薬学、調剤学などの専門科目まで、幅広く科目数があります。
そしてほぼすべての科目が必修科目なので、単位習得しなければなりません。
また大抵の大学は出席確認をしっかりやってますので(出席数が足りないと試験すら受けられない)、サボって遊びに行く、なんてことはまず無理です。
最近はスマホとかQRコードとか使うから、 無理だよな。
厳しい世の中になったものだ(笑)
大学によっては長期休みに、補講、補習を行うところもあり、本当に授業は厳しいです。
実習が大変
薬学部は実習が大変です。
1年生のうちはそうでもありませんが、進級していくと毎日実習が入ります。
そしてその実習の時間がまた長いこと・・・
実習によっては、毎日帰宅が夜ってこともザラです。
そして実習最後にはレポート&試験なんてことも。
午前中はガッツリ授業。
午後はガッツリ実習。
大変です。
進級がすごく大変
授業・実習が大変ですが、しっかり勉強しないと進級が大変です。
進級率は大学によって様々ですが、
だいたい1割程度の次学年に進級できないと、
私の知人の教育関係者は話してます。
どのくらい進級が大変なのかは、
でまとめてます。
進級が大変な理由は次の点
- ほぼすべてが必修科目
- 大学の評価のため
ほぼすべてが必修科目
各大学での進級要件は異なると思いますが、大抵の大学は、
・その学年中で落とせる単位は○個
・次学年に進級するときは、前学年の単位はすべて習得する
と、いう条件です。
これに関しては、その大学に進まないと詳細はわかりません。
大学の評価のため
私立大学薬学部、薬科大学の評価のポイントは、薬剤師国家試験の合格率になります。
合格率を上げるためには、一定条件を満たせない学生は留年させる傾向が強くなってます。
※留年対策に関しては
でまとめてます。
あわせてごらんください。
卒業試験が本当に大変
無事6年生まで進学できても、卒業に向けての最後の壁が卒業試験です。
この卒業試験に合格しないと、卒業延期。
つまり、その年の薬剤師国家試験は受験できなくなってしまいます。
したがって、何が何でも卒業試験は合格しないといけません。
ただ、先ほど「大学の評価」でも書きましたが、
その大学の薬剤師国家試験の合格率を上げるためには、
薬剤師国家試験が受かりそうな人を受けさせる事です。
したがって、国家試験合格があやうい学生は、ここでふるいをかけてしまいます。
この点に関しては
でまとめてます。
補習をやって5月~7月に卒業試験を行い、
卒業します。
卒業延期者の卒業にはあんまりこだわりはありません。
薬剤師国家試験が最後の関門
薬学部を無事卒業し、いよいよ最後の関門!
薬剤師国家試験です。
令和2年2月22日、23日に行われた第105回薬剤師国家試験。
先日合格発表が行われました。
結果は、
※出願者数と受験者数の違いは?
一般的に出願者数は、卒業見込みの6年生の人数。
受験者数は、各大学の卒業試験に合格して、実際国家試験を受けることができた人数です。
厚生労働省からは、もっと細かいデータが公開されてます。
国家試験の合格率はおおむね、新卒者の合格率が85%前後、既卒者で40%前後、全体で70%前後となってます。
薬剤師国家試験は問題数も多く、難しい試験ですが、6年間の学生生活に耐え、各大学の卒業試験を合格できてる人なら85%は合格できます。
ただ、既卒者は厳しいですね。
既卒者が厳しいのは、国家試験のためのモチベーションが保てないことが最もな原因です。
だからなんとか現役で合格したいものです。
まとめ:7つの壁を乗り越えた先に薬剤師がある
ここまで話してきた、薬剤師になるために乗り越える壁は7つありました。
ポイント
- 6年は長い
- 学費がかかる
- 授業が大変
- 実習が大変
- 進級がすごく大変
- 卒業試験が本当に大変
- 薬剤師国家試験が最後の関門
に、なります。
6年間は長く、授業も実習も大変。
卒業も大変。
最後に国家試験と、薬剤師になるまでは険しい道のりがあります。
しかし、薬剤師は命にかかわる仕事であるため、この壁を乗り越える必要があります。
乗り越える覚悟はありますか?
ぜひ頑張ってください。
なお薬学部に進学希望の方へ進路選択の参考に
苦手科目を受けなくても薬学部に入れる!お得な入試情報【一般入試編】
でまとめてます。
あわせてごらんください。