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薬剤師国家試験で失敗したくない人へ本番に大事な3つの事

2021年1月20日

薬剤師国家試験で失敗したくない

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いよいよ明日が薬剤師国家試験。

緊張して大変です。

試験本番で注意しないといけないことな何ですか?

薬剤師国家試験本番で失敗しないためのアドバイスを下さい

 

薬剤師になりたい人には次の疑問があります。

はてな

薬剤師国家試験の本番で注意しないといけない事は何?

この疑問にお答えします。

 

この記事の信頼性

だだの
だだの
薬剤部長

薬剤師歴20年目

大学病院薬剤部13年勤務

現在は、民間病院の薬剤部長をやってます。

部長歴6年です。

大学病院時代のつながりから、国立大学、私立大学の教授、教員に知人が多数います。

(2021年時点)

プロフィール

 

さあ薬剤師国家試験本番!

勉強の準備万端で「もう大丈夫」と思っている人、模試などの試験の点数が微妙で「やばいよ~」と思っている人がいます。

 

私の場合は、卒業試験の1回目を落ちて、2回目で合格したこともあり、「やばいよ~」が強かったです。

しかも大学病院の就職が決まってましたし・・・

本番直前は泣きそうでしたね。

 

さて、そんなプレッシャーハンパない薬剤師国家試験。

緊張するのは当たり前ですのでご安心ください。

 

でも、緊張感だけならまだしも、別の要因が加わってしまうと、試験中にパニックになってしまい、模試などで上手くいってた人でも、失敗してしまう事も。

 

その本番当日に実力が発揮できず、失敗してしまう最大の要因は焦りです。

 

この記事では薬剤師国家試験の本番当日で失敗しないためのアドバイスを紹介してます。

最後まで読んていただければ、勉強をガッツリやって自信満々な人はその実力をいかんなく発揮でき、また「ギリギリだな」「やばいかも」という人でもワンチャン合格できる可能性が高まります。

 

薬剤師国家試験の本番当日の注意点は?

薬剤師国家試験の注意点

先ほど薬剤師国家試験で実力が発揮できない最大の要因は焦りと言いました。

焦りは思考能力を奪います

 

よくクイズ番組で「時間制限」がある問題ですと、宇治原さんやカズレーザーさんなどの優秀な方でも、パニックって答えが浮かばないっていうのを見たことがありませんか?

焦りは正常な考え、落ち着いた考えを奪う最大の要因です。

この「焦り」を減らし、冷静に試験にのぞめることが、実力を発揮して合格に近づきます。

 

その点を踏まえ薬剤師国家試験の本番当日の注意点を

ポイント

  • 解ける問題から解く
  • 過去を振り返らない
  • 最後まであきらめない

の3項目で説明します。

 

ちなみに薬剤師国家試験の前日までの焦りを減らす方法については、

薬剤師国家試験で失敗したくない人への直前アドバイス

で紹介してます。

あわせてお読みください。

 

解ける問題から解く

薬剤師国家試験は問題数が多いのに時間が多くありません。

試験1日目の最初の試験。

必須問題試験」は90問を90分で回答。

つまり1問1分です。

 

その他の試験でも、1問あたりにかけられる時間は2分半程度

 

時間があるようでほとんどないのが、薬剤師国家試験です。

そして時間がないのが「焦り」の要因

 

そのため解ける問題から解くが非常に重要となります。

 

解ける問題から解く」でおススメの方法は次の3点

  • 暗記科目や得意問題から解く
  • 計算、理論問題、苦手科目はあと
  • ちょっと考えて答えが出てこないなら一度パス

紹介しますね。

 

暗記科目や得意問題から解く

衛生、法規などの暗記科目は、答えが導きやすく回答がスムーズに行えます。

また得意科目もやはりその人にとっては解きやすい問題なので、回答がサクサクできます。

 

まずは暗記科目、得意科目をサクサクといて、他の問題を冷静に回答できる時間をつくるのがおススメです。

 

計算、理論問題、苦手科目はあと

計算問題や化学反応の理論問題など、問題文をしっかり読む必要のある問題は、時間がかかりがちなので、後に回すのをおススメします。

ただし計算が得意、理論問題が得意というのであれば、「得意問題から解く」になるので先にやってももちろん問題ありません。

 

苦手科目も回答に悩んだりしてしまい、時間がかかりがちなので後回しにします。

 

薬剤師国家試験で大事なのは満点、高得点で上位を取ることではなく、合格点をとることなです。

計算問題も、暗記問題も1点は1点です。

まずは解ける問題から。

 

ちょっと考えて答えが出てこないなら一度パス

問題を解いているうちに、

「アレなんだっけ?」

「えーっとこれどうやって解くんだっけ?」

と、つまってしまったら一回パスして、他の問題にとりかかりましょう。

 

「なんだっけ、なんだっけ」と、その問題にこだわってしまうと焦ってしまいます。

一度とばして後で落ち着いて見直すと、あっさりと答えがでてくることもあります。

 

クイズミラクル9の有田さんのように、「パス!」と自信もって言いましょう。

こだわって時間を失うと、他の問題にも影響してしまいます。

 

※注意点

一つ焦りを引き起こさないための注意点。

解ける問題から解いていて、問題の最後まで達した時、

「〇問しか解けてない」

って解けた問題数を数えるのはやめてください。

 

「〇問しか解けてない」と考えるのは、焦りを生みます。

最後までいったら解けた問題数をかぞえるのではなく、一度一息ついて落ち着いて、再度解いてない問題に挑んで下さい。

最終的にマークシートが埋まればいいのです。

 

私も「これだけしか解けてない」と考え、焦ってしまいました。

ただそこで一度深く深呼吸し、

「満点とる必要ないから大丈夫」

「この後得意科目があるから大丈夫」

と、気持ちを切り替えて乗り切りました。

 

過去を振り返らない

試験の一コマ一コマの間には休み時間があります。

よくやりがちなのが、

「ああできなかった・・・」

「さっきの問題なんだっけ?」

と終わったばかりのテストを振り返りがち。

 

非常にその気持ちわかります。

確認してあっていてホッとしたい気持ち。

 

上手くいけばいいのですが、もし間違っていたりしたら、次の試験での「焦り」を生みます。

次の試験でミスができないという「焦り」。

もし次の試験で途中でつまってしまったりしたら、もうテンパってしまいます。

 

そこで次のアドバイスを送ります。

 

上手くいかなかったことを振り返らない

上手くいかなかったことを振り返っても、その試験の点数が増えるわけではありません。

試験は次から次へとあります。

 

休憩をとり

「この後取れるから大丈夫だ」

「案外あっているはずだ」

と気持ちを切り替え、次の試験の勉強にとりかかった方がいいですね。

 

テスト終了後友人としゃべらない

よくある光景ですが、テストの間の休み時間で友人と

「あの○○って△だったよね~」

などはなし、『アレ・・・そうだっけ・・・ヤバい』

と思ってしまう事ありませんか?

 

友人と答えが違うと焦り、ついつい前の試験の参考書を読んでしまう。

安心感が欲しい気持ちはわかります。

その友人も安心感が欲しいから、前の問題について話したいのです。

 

何度も言いますが、過去を振り返っても点数は増えません。

安心感は生むかもしれませんが、焦りを生む可能性が非常にある諸刃の剣。

 

過去よりも次の試験でしっかり点が取れるように、イヤホンを耳につけ雑音を消し、次の試験に備え最終確認をするのがおススメです。

 

ネットで結果確認はすべて終わってから

現在は情報が早いので1日目の試験終了後など、大手サイトでは回答がHP上でアップされてます。

 

これは1日目の夜に確認しない方がいいです。

これも思ってたより取れていれば「安心感」をうみますが、逆だと「絶望感」と「焦り」を生みます。

 

そして「あと何問解かなきゃいけない」という計算とともにのしかかるプレッシャー。

ヘタしたらその日の夜は寝れなくなるかも・・・

 

確認したい気持ちは非常にわかりますが、次の日もあります。

全部終わってから確認しても結果は変わりません。

無駄な力み、しっかりした睡眠をとり、次の日の試験に集中するためにも、結果確認はすべての試験が終わってからがいいですね。

 

最後まであきらめない

薬剤師国家試験はマークシートです。

うめれば何か起こる可能性があります。

 

禁忌肢問題が気になるかもしれませんが、どの問題が禁忌肢問題かはわかりません。

ただ余程それを選ぶとまずいよっていう答えですし、一発アウトではありません。

 

どんな問題でも「これだけはないな」と、選択肢は絞れてるはずです。

「これだけはない」を避けてとりあえず最後はマークしましょう。

 

もし全くわからない問題があった時。

その問題は禁忌肢の問題である可能性は非常に低いはず。

安心して勘にかけてください。

 

とにかく最後の1分1秒まであきらめず頑張ってください。

 

まとめ:とにかく焦らず自分を信じよう

薬剤師国家試験本番で失敗しないために

まとめます。

今回、「薬剤師国家試験で失敗したくない人への本番に大事な3つの事」というテーマで、

  • 解ける問題から解く
  • 過去を振り返らない
  • 最後まであきらめない

の3点をあげて解説しました。

 

薬剤師国家試験の本番は緊張します。

受験なら別の学校も、ってありますが、薬剤師国家試験は一発勝負。

就職もかかっている。

本当に緊張します。

 

しかし、緊張しているのはこの記事を読んでいる「あなた」だけではありません。

当日試験会場にいるすべての人が緊張してます。

私も吐きそうなくらい緊張してました(笑)。

 

ただ、そんな緊張している中でもしっかり力が発揮できるように、「焦り」という負荷がかからないように、今回アドバイスをさせていただきました。

 

緊張感がある中での冷静さ。

ある意味、薬剤師に問われているのは知識だけでなく、この心境なのかもしれませんね。

 

この記事を本当に薬剤師国家試験直前に読んでいる方。

大丈夫です。

自分に自信をもって試験に挑んでください。

 

最後に合格後のお知らせとして、新人薬剤師で働く際にスムーズにいくように、

新人薬剤師が仕事始めに失敗しないポイント

新人薬剤師が最初に読むべき本

新人薬剤師の勉強方法

の記事を作成してます。

ぜひ併せてお読みください。

ちなみに薬剤師国家試験の合格点のボーダーラインは次の記事にまとめてますので、参考にしてください。

【ポイント】薬剤師国家試験の合格点ボーダーラインを薬剤部長が予想!

 

 

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