大学選択の参考に 薬剤師を目指したい

【必読】薬剤師になるためには、7つの壁を乗り越えろ!

2020年9月4日

薬剤師になるためには

薬学部にいけば薬剤師になれるんですよね?

薬剤師になるのって難しいですか?

 

はてな

薬剤師になるのは難しいの?

薬剤師になるために、何が問題になるの?

この疑問を解決します。

この記事の信頼性

だだの
薬剤部長

薬剤師歴22年目(2023年時点)

大学病院薬剤部13年勤務

現在は、民間病院の薬剤部長をやってます

部長歴8年

医療業界に長くいるので、裏事情までしっかり把握してます。

プロフィール

 

実は、薬剤師になるためには、いろいろ障害がありまます。

障害を理解せずに薬学部にすすむと、すごく苦労します。

この記事では薬剤師になるための問題点がしっかり把握でき、薬学部に進むかどうかの決心がつきます。

なぜなら私の上司、同僚で薬学部の教授、教員になっている人が複数おり、その教員から最新の情報を収集して記事を作成してます。

また私が多くの新入職員と接してきて、学生の立場から把握した内容も盛り込んでます。

今回薬剤師になるまでに、乗り越えなければならない壁を7点で記載してます。

最後まで読んでいただき、進路にお役立てください。

【高校生限定キャンペーン】

スタディサプリ進路はリクルートが運営する高校生のための進学サポートサイト。

現在スタディサプリ進路では、高校生限定で「10校以上の無料パンフ・願書請求」で図書カード2,000円分をもれなく全員にプレゼント実施中

通常月は7校で500円のところ期間限定で4倍の2,000円

もちろん薬学部以外の他の学部、学校、専門学校も組み合わせ自由

3月28日までの期間限定です

スマホでも簡単資料請求

薬剤師になるためには、7つの壁を乗り越えろ!

薬剤師の壁

薬学部は2020年4月時点で国公立18大学、私立大学56大学(57学部)(2020年4月に1校2学部追加)

 

6年制の薬学部、薬学科に入り、卒業して薬剤師国家試験に合格すると、薬剤師になれます。

 

その薬剤師になるために乗り越えなくてはならない壁は、次の6点です。

 

  • 6年は長い
  • 学費がかかる
  • 授業が大変
  • 実習が大変
  • 進級がすごく大変
  • 卒業試験が本当に大変
  • 薬剤師国家試験が最後の関門

になります。

 

 

6年は長い

いや~本当に6年は長いですね。

4年制の頃で良かった~って、正直思ってます。

ただいくらぼやいても、6年制なのでしょうがないです。

 

ただ長く感じるのは、基礎科目が多い1~2年生の頃だと言っている学生が多いですね。

実際3~4年生になっていくと、専門教科が増えてきますし、実習も増えます。

また、4年生になると実務実習(病院・薬局実習)をうけるための試験があり、そのための勉強が入ってきます。

そして5年生は半年間の実務実習&所属ゼミでの研究

6年生は卒論&国家試験勉強。

途中からアッというまに時が過ぎていくと思いますよ。

 

だだの
でも大変だよね。

今の学生さんは・・・

 

学費がかかる(私立大学は特に)

これ家族の力が必要になります。

薬学部の学費は、平均で国立大学なら6年間で約350万円、私立大学なら6年間で約1,200万円となってます。

 

 

これに、一人暮らしの場合は生活費が上乗せされます。

これはあくまでストレートで行った時の金額であって、留年等するとさらに学費がかかります。

学費に関しては、親が工面することが多いので、よく相談してください。

 

なお私立大学薬学部の学費ランキングを

【全国版】気になる私立大学薬学部学費ランキング 2020版

でまとめてます。

 

学費補助に関しては、奨学金があります。

奨学金に関しては、

【知らなきゃ損】私立大学薬学部の特待生おススメ10校 (2020年版)

をご覧ください。

 

学費を抑えて薬剤師になるためには、やはり必死に勉強して、国公立大学に進むことがおススメです。

 

授業が大変

語学、数学などの基礎科目から、薬理学、衛生科学、生薬学、調剤学などの専門科目まで、幅広く科目数があります。

そしてほぼすべての科目が必修科目なので、単位習得しなければなりません。

また大抵の大学は出席確認をしっかりやってますので(出席数が足りないと試験すら受けられない)、サボって遊びに行く、なんてことはまず無理です。

 

だだの
自分は、友達に代返してもらってたな~

最近はスマホとかQRコードとか使うから、 無理だよな。

厳しい世の中になったものだ(笑)

 

大学によっては長期休みに、補講、補習を行うところもあり、本当に授業は厳しいです。

 

実習が大変

薬学部は実習が大変です。

1年生のうちはそうでもありませんが、進級していくと毎日実習が入ります。

そしてその実習の時間がまた長いこと・・・

実習によっては、毎日帰宅が夜ってこともザラです。

そして実習最後にはレポート&試験なんてことも。

 

午前中はガッツリ授業。

午後はガッツリ実習。

大変です。

 

進級がすごく大変

授業・実習が大変ですが、しっかり勉強しないと進級が大変です。

進級率は大学によって様々ですが、

だいたい1割程度の次学年に進級できないと、

私の知人の教育関係者は話してます。

 

どのくらい進級が大変なのかは、

6年間留年なしの合格率は?薬剤師国家試験合格率ランキング

でまとめてます。

 

進級が大変な理由は次の点

  • ほぼすべてが必修科目
  • 大学の評価のため

 

ほぼすべてが必修科目

各大学での進級要件は異なると思いますが、大抵の大学は、

・その学年中で落とせる単位は○個

・次学年に進級するときは、前学年の単位はすべて習得する

と、いう条件です。

これに関しては、その大学に進まないと詳細はわかりません。

 

大学の評価のため

私立大学薬学部、薬科大学の評価のポイントは、薬剤師国家試験の合格率になります。

合格率を上げるためには、一定条件を満たせない学生は留年させる傾向が強くなってます。

 

※留年対策に関しては

薬学部で留年回避の秘策!必ず使える12の極意を伝授!

でまとめてます。

あわせてごらんください。

 

卒業試験が本当に大変

無事6年生まで進学できても、卒業に向けての最後の壁が卒業試験です。

この卒業試験に合格しないと、卒業延期。

つまり、その年の薬剤師国家試験は受験できなくなってしまいます。

したがって、何が何でも卒業試験は合格しないといけません。

 

ただ、先ほど「大学の評価」でも書きましたが、

その大学の薬剤師国家試験の合格率を上げるためには、

薬剤師国家試験が受かりそうな人を受けさせる事です。

したがって、国家試験合格があやうい学生は、ここでふるいをかけてしまいます。

 

この点に関しては

薬剤師国家試験合格率の謎!薬剤部長が真の合格率を徹底解説

でまとめてます。

 

卒業試験に合格しないともう1年大学に通うの?
だだの
たいていの大学は、

補習をやって5月~7月に卒業試験を行い、

卒業します。

だだの
まあ各大学とも「新卒」の国家試験合格率をこだわっているので、

卒業延期者の卒業にはあんまりこだわりはありません。

 

薬剤師国家試験が最後の関門

薬学部を無事卒業し、いよいよ最後の関門!

薬剤師国家試験です。

令和2年2月22日、23日に行われた第105回薬剤師国家試験。

先日合格発表が行われました。

結果は、

薬剤師国家試験合格率

 

※出願者数と受験者数の違いは?

一般的に出願者数は、卒業見込みの6年生の人数。

受験者数は、各大学の卒業試験に合格して、実際国家試験を受けることができた人数です。

 

厚生労働省からは、もっと細かいデータが公開されてます。

 

国家試験の合格率はおおむね、新卒者の合格率が85%前後、既卒者で40%前後、全体で70%前後となってます。

 

薬剤師国家試験は問題数も多く、難しい試験ですが、6年間の学生生活に耐え、各大学の卒業試験を合格できてる人なら85%は合格できます。

ただ、既卒者は厳しいですね。

 

既卒者が厳しいのは、国家試験のためのモチベーションが保てないことが最もな原因です。

だからなんとか現役で合格したいものです。

 

まとめ:7つの壁を乗り越えた先に薬剤師がある

ここまで話してきた、薬剤師になるために乗り越える壁は7つありました。

 

ポイント

  • 6年は長い
  • 学費がかかる
  • 授業が大変
  • 実習が大変
  • 進級がすごく大変
  • 卒業試験が本当に大変
  • 薬剤師国家試験が最後の関門

 

に、なります。

6年間は長く、授業も実習も大変。

卒業も大変。

最後に国家試験と、薬剤師になるまでは険しい道のりがあります。

 

しかし、薬剤師は命にかかわる仕事であるため、この壁を乗り越える必要があります。

乗り越える覚悟はありますか?

ぜひ頑張ってください。

 

なお薬学部に進学希望の方へ進路選択の参考に

【2021年最新版】全国私立大学薬学部偏差値ランキング

苦手科目を受けなくても薬学部に入れる!お得な入試情報【一般入試編】

薬剤師を目指すなら薬学部現役入学すべき3つの理由

でまとめてます。

あわせてごらんください。

sponsored link

-大学選択の参考に, 薬剤師を目指したい