薬剤師の悩み解決

新人薬剤師1年目で仕事ができないと悩む人への【解決策】

2021年2月15日

新人薬剤師1年目で仕事ができない

 

薬剤師1年目ですが仕事ができなくて悩んでます。
仕事ができないんですが、何かいい方法ありますか?

 

薬剤師で働き始めた人は次の悩みがあります。

 

はてな

薬剤師1年目で仕事ができない

仕事ができるようになるにはどうすればいいのか?

 

この疑問、悩みに回答します。

 

この記事の信頼性

だだの
薬剤部長

薬剤師歴20年目!(2021年時点)

大学病院薬剤部13年勤務

現在は、民間病院の薬剤部長をやってます。

部長歴6年

20年でのべ200人以上の薬剤師仕事をしてきました

プロフィール

薬剤師として働き始めると

「自分はどうして仕事ができないんだろう」

「自分は薬剤師に向いてない」

「辞めたいと考えるのは甘えなのか」

 

と、考える1年目の薬剤師は多いです。

ふと

自分だけ仕事ができないのでは?

薬剤師の仕事があっていないのでは?

と思い悩んでいる人もいます。

 

この疑問に対しての結論は、

薬剤師1年目で仕事ができないのは問題ない

解決策はあります

です。

 

この記事では「1年目の新人薬剤師がかかえる悩み」に対して、薬剤師歴20年の私がこれまでに経験してきたことを踏まえ、解決策、打開策を紹介します

 

最後まで読んでいただければ、悩みを抱えている新人薬剤師の悩みが解決でき、明日から前向きにステップアップできます。

 

新人薬剤師が「仕事ができない」と思うパターン

新人薬剤師の仕事の悩み

新人薬剤師で「仕事ができない」「仕事が遅い」と悩む人は多いです。

ただ1年目は「仕事ができない」は当然です。

 

私も今は薬剤部長として偉そうに記事を書いてますが、1年目は本当にポンコツでした。

上司、先輩からはさんざん「ただのは仕事ができないな」と言われ続け、泣きながら家に帰ったことも。

 

ただどうでしょう。

あなたが仕事ができない」と悩んでいるのは次のパターンに当てはまりませんか?

 

  • 知識が足りない
  • 経験が足りない
  • ミスが多い
  • 仕事が遅い
  • 他の新人薬剤師よりできない

 

ではそれぞれの項目でどんな問題点があるのか、そしてその解決策、対応策は何なのか。

 

解説していきます。

 

知識が足りない

仕事をして「ああ、まったく薬の事分からない」、「全然知識が増えない」と悩んでいる方。

「薬剤師国家試験であれほど勉強したのに何で」、「同期はできるのになんで」と焦っている人もいるでしょう。

 

素晴らしい!

 

あなたは成長します。

なぜなら「自分ができない」としっかり認識しているから。

勉強すれば必ず成長します。

 

こんな状態になっていないか?

ただ「勉強しないといけない」と自覚はしているけど、上手くいかない人には次の状態になっている人がいます。

 

焦ってどれもこれも手につかない

 

どうでしょう。

あれもこれもやらなきゃいけないと思い、焦っている人はいませんか?

私もそうでしたが、「あれもわからない」、「これもやらなきゃ」と焦り結局手につかず、さらに焦ってばかり。

この状態の解決方法は次の通りです。

 

解決策

一つ一つ焦らずこなしていく

いろいろおぼえなきゃいけないのはわかりますが、覚えることは膨大にあります。

焦って、あれやこれや手を出したくなる気もわかります。

ただそれでは中途半端に手を付けてしまい、結果的には身につかない。

 

少しずつでも確実に、一つずつしっかり勉強を重ねることが、結果的に早く成長します。

 

焦ったところですぐに成長するものではなく、「焦り」はむしろ成長の妨げになってしまいます。

 

40年の薬剤師人生のまだ始まったばかり。

焦っても5年、10年こなしている先輩薬剤師と一気に同じようなるのは難しい。

今はバリバリ仕事ができる先輩方も一つずつ積み重ねてきました

 

新人薬剤師におススメの勉強方法については、

新人薬剤師におすすめの勉強方法(初級編)毎日1つで差をつけよう!

新人薬剤師におすすめの勉強方法(上級編)圧倒的差をつけよう!

を参考にしてください。

 

経験が足りない

患者さんへの服薬指導がうまくできない、薬歴がうまく書けないと悩んでいませんか?

これは知識の不足に加え、経験値の不足によるものです。

 

経験を積めば上手くいくのですが、効率よく学べるためにおススメの方法を紹介します。

 

【解決策】

メモに残して振り返る

古典的な方法かもしれませんが、その日経験した中で「ああこうすればよかったな」といった事をメモに残して振り返ります。

その時「こうすればよかった」も併せて書きます。

手で書かなくても、スマホのメモやGoogleドキュメントなどに残しておいて振り返れるようにしておきます。

 

この「いつでも振り返ることが出来る」ことが、経験したことをより深く刻めるので、次同じ状況になった時も対応できますし、また応用も効きます

面倒かもしれませんが、「慣れたな」と思えるくらいまでは続けた方が良いです。

私も4、5年はメモを取ってましたし、新しい部署に配属されたときは必ず行ってました

 

実はこのメモは部長になった今でも「大学病院の時ああだったな」と振り返ったりするのに役立ってます。

 

ミスが多い

薬剤師がやるミスというのは、調剤ミスが基本的に多いです。

 

処方箋を見間違えて、調剤の薬剤が別の薬剤だった。

錠剤の数をとりまちがえた。

など。

 

監査者に指摘されて、場合によっては怒鳴られてへこんでしまう

新人薬剤師はよくあると思います

 

私も調剤ミスが多く、しょっちゅう怒られてました。

そして薬剤部長室で

「お前はミスが多い」、「落ち着きがない」

とたびたび説教されてましたね。

 

そんな私が今薬剤部長をやっているのだから面白い。

と、いうことでミスが多いと悩んでいる人の解決策は次の3点。

  • 物を見てから紙を見る
  • ミスしたことをメモしておく
  • 対策をたて実行する

 

物を見てから紙を見る

一つテクニックを。

調剤ミスの原因として、処方箋に記載されている内容を「思い込んで」調剤するが多い統計があります。

これが面白い事に、処方箋にはっきりその薬品名が書かれているのに、無意識のうちに「別の薬品名」が思い浮かぶと、繰り返しみても記載された薬品名がそのように見えます

 

この対策としては、「物をみてから処方箋記載内容」を再度見る事です。

薬のシートなどで、「○○だ」と確認してから処方箋を見ると、間違いに気づく確率が大きく上がります。

 

これは、薬のシートが「絵、画像」として見て認識してから、文字を見ることで違いが分かります。

逆だと「文字の情報があっている」と潜在的に思い込んでいるので、あっていると思っている文字の情報にそって取りそろえた薬剤なので、違いに気づく確率が下がります。

 

ぜひ確認は物⇒文字の順番

 

ミスしたことをメモしておく

ここから2つは「改善」の方法。

調剤中、仕事中急がしいでしょうけど、合間合間に間違えたことをメモしておいた方が良いです。

 

またメモですか?
だだの
人はすぐに忘れるからね。

簡単でもいいからメモしておくと良いよ

 

メモすることで自分が何を間違えたのか、どの点をよく間違えるのかと振り返ることができます

これはこの後の「対策をたて実行する」につながります。

 

仕事中にやっていると口うるさいベテランさんなどがいるので、メモを書くのはスキマ時間で(笑)

 

対策をたて実行する

ミスしたこと、ミスを繰り返すことをメモしたら、それに対する対策を考え実行しましょう。

一発で上手くいかなくても構いません。

上手くいかないなら、またそれを改善すればいいのです。

 

実はこの「問題点の抽出」⇒「改善」⇒「評価」⇒「改善」

は、リスクマネジメントでは基本の方法で、大きな施設、会社では行われてます。

 

それを自分バージョンとして行ってください。

きっとミスは減ります

 

仕事が遅い

薬剤師ミスをすると、患者の命にかかわってしまいます

そのためミスしないように丁寧に仕事をする。

これは非常大事なんですが、残念ながら数をこなさなければならず、また業務も多い。

 

ゆっくりやっていたら、「仕事が遅い」「早くやれ」と、せかされたり、上司や先輩から言われることも。

「仕事ができない」と評価される大きなポイントの一つですね

 

解決策としては、

効率よく動ける方法を考える

になります。

 

これは経験値を積む必要がありますが、仕事を覚えたら「効率よく動く」方法を考えます

例えば「調剤の順番はこの棚から」、「これを先にすますと時間がこのくらいとれるから薬歴書こう」など。

 

私も「この人はいつも時間がかかるから、先にこの2人を調剤してから全力でとりかかろう」、「この入力項目はいつも使うからエクセルにリスト化して、簡単にコピペできるようにしよう」など、効率化への工夫はいろいろしました。

 

まず仕事を覚えるのは大事で、覚えたらスムーズにできる流れを考えましょう

 

他の新人薬剤師よりできない

同期入職の○○さんと比べて自分は仕事ができない

なぜあの人にはできて自分にはできないんだろう

このように悩んでいませんか?

 

同期入職は仲間でありますが、どうしても比較対象、ライバル意識を持ってしまいます。

特に成長意識が高い人はなおさら

 

私の場合は大学病院で周りは修士卒の年上ばかり。

勉強も物覚えも早く、いつも気後れして「自分はなんてできないんだろう」と悩んでました。

でも今となっては、20年前の悩みはどこへやらッて感じです(笑)

 

そんな私からのアドバイス。

他人と比較せず過去の自分と比較する

結局のところ、仕事を覚えるスピード、仕事の早い遅いなどは人それぞれです。

確かに周りの新人薬剤師はできるかもしれません

でも周りの人と比べたからといって自分が成長するわけではありません。

 

周りの人と同じように、それ以上に仕事ができるようになるには、「自分」が努力するしかありません。

比較するのは他人ではなく、昨日、過去の自分です。

まずは昨日の自分よりも成長するために頑張りましょう

 

あと、実はあなたが思っているほど、その新人薬剤師は出来てるわけではありませんよ。

あくまで新人同士の比較

数年経験した薬剤師から見れば、どっこいどっこいです。

まだまだ先は長いので、焦らず自分の成長につながるようにコツコツ積み上げていきましょう

 

まとめ:新人薬剤師はとにかく昨日の自分を上回れ!

新人薬剤師が1年目で仕事ができない

まとめます。

今回、新人薬剤師1年目仕事ができないと悩む人にむけて、

 

仕事ができないと感じているポイントとして

  • 知識が足りない
  • 経験が足りない
  • ミスが多い
  • 仕事が遅い
  • 他の新人薬剤師よりできない

を上げました。

 

「知識が足りない」に関してはは、「あれやこれやいろいろ手を広げすぎず、一つ一つ焦らずこなしていく」。

「経験が足りない」「ミスが多い」に関しては「メモを取り振り返り、問題点を改善する」。

仕事が遅い」に関しては、「仕事を覚え、効率よい方法を考える」。

他の新人薬剤師よりできない」に関しては、「比較するのは昨日の自分。自分を乗り越えるために頑張る」。

とそれぞれ解決策を紹介しました。

 

本当に仕事を始めてから、「仕事ができない」と悩む人は多いです。

でも「できない」と悩むのは、「なんとかしたい」「できるようになりたい」の意欲の裏側にあります。

 

最初からできる人はいません。

今はバリバリやっている人も、あなたと同じように新人薬剤師の頃は悩んでいました

 

しかし、勉強、経験によってその悩みを乗り越え、今の状況を作り上げてます。

努力を重ねれば必ず成長します。

 

長い薬剤師人生が始まったばかり。

これからも一緒に頑張りましょう。

 

今回は「仕事ができない」と悩む人に向けて書きましたが、新人薬剤師の悩みはこれだけではありません

他にも

  • 人間関係
  • 理想と現実とのギャップ
  • 金銭面、待遇面

などの悩みがあります。

この点については別記事で解決策を紹介しますので、あわせてごらんください。

 

また、「やっぱり自分は今の仕事があわない」「別の職場に転職したい」と思う人もいます。

ただ新人薬剤師が1年目で転職して問題ないのか不安

その人のために、

新人薬剤師1年目で転職は問題なし!成功、失敗ポイント解説付き

でまとめてます。

あわせてお読みください。

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